2010年11月06日

カチオン化剤

先日から濃染剤を試している最中ですが、途中経過です。

濃染剤の中身は染料屋さんに聞くと、カチオン化剤というものだそうです。そしてさらにカチオン化剤を調べると、「セルロース繊維にアミノ基を化学的に反応させ(カチオン化という)、タンパク繊維の構造に近づけて染色性を向上させる、化学薬品」とちょっと難しい話でした。
でも、はっきりと化学薬品である事が分かり、使い方が問題かと考えています。
界面活性剤の一種でもあるようで、身近な物では衣服の柔軟剤やオシャレ着洗いの洗剤にも含まれる物らしいです。

そういえば、ある染色工房の方が染め直しのサ−ビスを行っていて、なぜかよく染まる方々の共通点として、柔軟剤を使っていたという話を聞いた事がありました。

回数を重ねれば、同じ様に染まるとも書いてあり、急がなければならない時など、状況に合わせて利用するのは悪くない。というのが、今の所私の考えです。

写真は濃度染色処理後、茜で染めてみた物です。思った程染まりませんでしたが、豆汁下地よりも、ムラにはなっていない様です。木綿や化学繊維が染まるのは魅力的なので、もう少し実験してみます。


Posted by puni at 17:04│Comments(0)
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