2013年01月09日
日本野菜ソムリエ協会



タイトル脇の赤い服を着た人、何と私の写真を元にイラスト化して下さったものなんです!似てますか〜?子供たちに聞くと、送った写真には似てるけど、なんか違うとの事。もっと綺麗に写っている写真にしたら良かったかしら?なんて想像したりして面白いお仕事でした。
ありがとうございました。
「草木染め」って、どんなもの?
木や花、草など天然の素材を使って布を染める「草木染め」。有名なところだと、深いブルーの藍染めがありますが、それ以外にはどのような素材を使うことができるのでしょうか。茨城県つくば市で草木染めを行う飯塚優子さんに、野菜・果物の素材を中心にお話をお聞きしました。
さまざまな植物を使って染めをするそうですが、
野菜・果物の副産物から染めることができるものはありますか?
ザクロの皮や、たまねぎの皮
大方の野菜や果物は、色素として弱いことはもちろん、食べられるものを使うことはもったいないと考えるので、私は可食部を染め物に使うことはしません。でも、皮や葉などで染めることができるものはたくさんあるんですよ。昔から使われている素材に、ザクロの皮や玉ねぎの皮があります。あと、ちょっと田舎であればわりと身近な庭木、びわの葉や栗のイガも染料になり、私もよく使います。
染料として、特に面白味を感じる素材は?
栗!
本来は捨てられてしまう物を採取して使うことは、草木染めの醍醐味のひとつです。なかでも最近のおすすめは、栗。木の皮、枝だけではなくイガ、花、鬼皮、渋皮まで全て使えるスグレモノなんです。特に面白いのが、渋皮。栗の渋皮煮を作ったことがある人はご存じの通り、煮こぼす際に出る真っ黒の液から、赤みのあるグレーが出るんです。家庭の台所でできるところも理想的です。もし、渋皮から調理することがあれば、煮こぼした液に、白い布をひと晩浸けてみてください。思いもよらない色に染まるかもしれませんよ。
今後試してみたい素材はありますか?
トマトの脇芽
トマトの生産者の方から、栽培の過程で大量に出る脇芽を染料として使えないかと相談を受け、ただ今挑戦しているところです。現段階では、商品化するには課題がたくさんありますが、染料としてとても面白いです。青果物のトマトの脇に、トマト染めのストールが一緒に並んでいたら…と考えると面白くて。トマトに限らず、農作業の過程には廃棄するものがあり、それぞれの廃棄物から染めものができたらいい循環ができると思っています。生産者の方からいただいた染料を、染め上がった商品としてお返しできたらいいですね。まだまだ構想段階ではありますが、夢はふくらみます。
飯塚さん、ありがとうございました。定期的にイベントや販売会などを開催しているようですので、機会があったらぜひ草木染めに挑戦してみたいですね。
飯塚さんのブログはこちら↓↓
http://puninoie.tsukuba.ch/
Posted by puni at 15:10│Comments(1)│草木染
この記事へのコメント
先日は、どうもありがとうございました!
少しでも、草木染めに興味を持たれる方が
増えればいいなとひそかに思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
少しでも、草木染めに興味を持たれる方が
増えればいいなとひそかに思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Posted by aji at 2013年01月11日 16:30
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