2013年03月10日
土壁作りを体験して

昨日お友だちに声をかけていただき、つくば山麓で茅葺きの家を移築しているところに三女と四女を連れてお邪魔してきました。最近、古民家にうんざりしている私にとっては正直あまり新鮮ではなかったのですが、我が家の震災がきっかけで崩壊がどんどん進んでいる倉をただ見ている事がつらく、どうにかできるものならと考えていたので、角度を変えて見るために出掛けてきました。やっぱり自然の物を利用し、人が力を合わせて行う事は、改めて素晴らしいと感じました。
倉を壊すのはもったいないとは思っても、大金をかけて直した所で、どうするか。より良い使い道を探らなければ、もとどおりに直した所で意味がない事です。
東日本大震災からの復興は日本全体の問題と聞きます。もとから過疎化していた街を元に戻した所で希望は無く、以前よりいい街にして行く事を考えなければ子供たちは夢も希望も抱けないという事だと思います。こう考えると、私の住むこの地も同じ。この場所に希望を感じられるかどうかで、子供たちが住みたいと思うか、出ていきたと思うか、、、。
でも、この間ふと気が付いたんです。夢も希望もその辺にある物ではなく、創る物、育てて行くものなのではないかと。もしユートピアがあってそこに行けば幸せが保証されるという街があったとしても、在るものに乗っかるだけじゃつまらないじゃないかと。こう考えると、実際ある問題を前に、立ち向かう力が生まれます。中東やアフリカの問題と比べたら、なんとチッポケな問題か、、、。いつも大きな視野で考える余裕を持ちたいものです。
Posted by puni at 15:20│Comments(0)│古民家と田舎暮らし
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