2012年01月21日
寒中染め

今日は今年初めてのグループの教室で、紫根染め。寒い時期の方が色がさえると言われていますし、高貴な色で特殊な技法の為、初染めに相応しい染料です。
昨日二つの技法の準備をしましたが、まずは伝統的な技法で抽出してもらいました。一晩水に浸した紫根に、お酢を加えた熱湯をかけ手で揉むこと15分、出てきた染液を濾します。これを5、6回と繰り返します。ずっとやっているとこの寒さでも汗ばむ作業で、苦労のかいあっていい紫色になりました。しかし、アルコール抽出で染めたサンプルの方の色の方が好みだったらしく、次回にアルコール抽出もやることに。
皆さん初めのうちは、草木で色が染まるという事だけで感激されますが、だんだんと慣れてくると、技法がどうこうよりも好みの色を求めて行かれます。
いろんな事にこだわらず、自分の、そしてお客様の「好き!」を大事にしてもの作りをして行きたいです。
写真のお皿の上の物が乾燥した状態で、下が六回もみだした後の状態です。
食べた事はありませんが、赤いゴボウのような感じです。でもこうなると色だけでなく栄養もありませんよね、、、。
Posted by puni at 15:24│Comments(0)│草木染教室
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